2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

古典を独りで勉強するのは辛い。古典学習は地盤を固める作業であり、目に見えた成果がすぐに出てこないから。いくら本を読んでノートをとっても、自分が勉強をしていない錯覚に陥る。いや本当に勉強してないのか。うっかりするとすぐに知識が滑り落ち、思考…

クラシック音楽の世界も、学問の世界も、化け物だらけ。 修練を積んで知るほどに遠ざかっていく世界。

ブログの使い道を未だに定義できない。 読者を強く意識しているブロガー、読者を多数獲得しているブロガー、コミュニティを形成しているブロガーを除いて、ブログは、文章の公私の領域が曖昧な空間のような気がする。他者に開かれながらも、内省的に文章を書…

作曲法の講義がマンネリ化してきた。いつも悩んだ末にカチカチの曲を作って行って、先生に硬いとアドバイスをもらって修正する繰り返し。何事も自己修正できない。 なに、お前は作曲をするたびに作曲以前の問題で迷って、それを一生続けていくつもりなのか、…

いくら寝ても疲れが取れない。

日々至らず、悔しさと情けなさばかり募る。 探究に終わりは無いとは言え、自己の愚かさばかりが発掘され、虚無主義に陥りそうになる

欲しいものは貰えない。

何も生産していない。自己循環の徒労。

自己表現に全く満足できない。 あがきはしているが、暗中模索でどこへ向かっているのかも分からず、手ごたえも一向に掴めない。むしろ、あがくほどに沈んでいく錯覚に襲われる。 「努力はいつか成功をもたらす」と信じてとにかく頑張ったけど、結局死ぬまで…

明日のご馳走より、今日のジャンクフードを選ぶ愚かさ。 問題の原因を精神に求めることによって生じる、因果関係の複雑化。 これが自己拘束の最大の敵。

自己表現の欲求と、表現を恐れるトラウマの葛藤。 世界は広い。しかし今日も私は、住み慣れた洞窟の中に閉じこもり、絵を描いては消す。

昨日卒論の指導が終わったあと、先生に、ゼミの演奏会の前にソロコンサートをやってみたら、と勧められた。これまでもやる気のある人に勧めてきたらしい。 他の人を出し抜くようなこと、できるわけないじゃないですか。俺が代わってゼミ長になったことも、出…

卒論の要旨について、卒論指導担当=ゼミの先生からレスポンスを頂いた。 作法の不手際で怒られたり、問題意識の設定や論理の甘さを厳しく突っ込まれたり、論旨についてプレゼンを求められたりするのかと思いきや、そうではなかった。提出した要旨に基づいて…

反証を繰り返して自論を練り上げる。 批判は飲み込むのではなく、否定するのでもなく、土台とする。 卒論の要旨を書いたら構想が加速した。頭の中で考えるより、書き始めるべきだった。 論を進めていく楽しさと、プレッシャーが同居して、ハイなのかローなの…

先生に卒論の要旨を渡した。内容をギリギリまで考えたおかげで、文章自体は急いで仕上げることになった。そのせいで、思い付きをつぎはぎしたようなひどい文章を渡すことになってしまった。突っ込みどころ満載で穴だらけ。木曜に指導を受けることになったが…

卒論の勉強のための本を読んでいて、ニコニコ動画とDJ文化って共通するところが多いなーと感じる。「創作者/消費者」という構図が崩れ、互いの領域が曖昧になる。試しにネットで検索してみたら、ブログなどで考察してる人がちらほらいた。 このような動向を…

私の通ってる大学で、ケンブリッジ大からやってきた演劇団の公演があった(半強制参加)。英語劇だったので言葉は分からないけど、そのエネルギーに圧倒された。わざわざ海外に来て公演旅行する、そのアクティビティはどこからやってくるのか。 私も彼らも同…

プロのチューバ奏者のCDが欲しくなった。さっそくネットで買おうとしたが、新品だけで中古がない。ケチな私は新品を買う気が起きず、中古品を東京に探しに行こうと思い立ち、池袋と神保町の中古CDショップを回った。しかし結局見つからず、5時間を浪費した。…

卒論提出期限まで三ヶ月を切っていた。 卒論に取り組んだ結果、自分とは形式主義者であり、ディレッタントであり、エセ学生であるという厳然たる事実が自分に突き付けられた。他人の研究と思想の断片を切り取り、継ぎはぎしてせっせと作り上げてきた脆弱な武…