2007-12-01から1ヶ月間の記事一覧

1208 去年が絶望の年なら、今年は退化の年でした。現実逃避して音楽ばっかりやっていたので、音楽の技術と知識はそこそこに身に付いてきましたが、肝心の頭と人間性が退化しました。特に人間性は堕ちる一方です。厭世思想とニヒリズムと大衆蔑視の傾向へ進み…

1205 私がこの場に書く、この文章。 誰に見られているかも分からず、反応もほとんどありえない。ミクシィのように人間同士の情的で密接な結び付きもなく、かと言って一定のテーマに基づいた主張も、議論も、情報の交換もない。それでも私のような人間は書い…

1202 昨日、インフルエンザから解放された。 先週の金曜、冬休みが始まる直前に、大学で具合が悪くなって家に帰ってから、昨日まで寝込んでいた。体が脈を打つたび左の頭に鈍く重い痛みが走り、その苦痛と高熱がもとで悪夢や幻覚にもうなされた。診療所から…

1200 肛門狭窄(ケツが塞がった状態)がある程度回復して、今日ようやく大学に復帰。大学と家を毎日往復する生活が当たり前だったから、家にいた一日半がものすごく長く感じた。そして大学での生活を一時的に離れたおかげで、また将来への不安がぶり返した。…

1198 大学で便意をもよおしたが、肛門が塞がっているのでものが出ず、気分が悪くなったので、昼過ぎに帰宅。テストが迫る大事な時期に、こんなくだらないことで早退しなければならないとは。しかも今日はピアノの練習を全くしていない。惨め。屈辱。 最近全…

1198 自分の責任を不問にして、責任の所在を他に求めることは可能なのか?

1194 今日、とあるホールでコンサート用の大きいグランドピアノを弾いた。 ピアノは敏感で、音が華麗、のびが良い。だからいろいろな表現がつけられる。また、そうしたピアノの良さもさることながら、ホールでピアノを弾くと、音の残響、回折がすごい。自分…

1189 ぼくのともだちはみんな、いつもたのしそう。いろんなはなしで、わらって、はしゃいで、さわいで、もりあがって。まいにちがたのしそう。でもどうしてみんなは、いつもたのしそうなんだろう?ちいさい子どもみたいに。 ぼくには、なんとなく分かる。み…

1187 かつて私の友人であった「不安」が、久々に私のもとを訪れた。彼は、私が意志と理想を取り戻したと聞いて、私に忠告をしにやって来たのだった。 「また、あなたは意志と理想の力を借りようというのか?雲上を目指す意志の力と、雲上にある理想の力を。…

1186 誰だ?そこで暴れているのは。 彼の「正義」だった。曰く、「私は友人集団の中に醜い妖怪を見た。その妖怪とは、無責任であり、個人の圧殺であり、快楽主義である。私は妖怪を断罪する」。 しかし彼自身は臆病だ。いくら妖怪とはいえ、友人を断罪する勇…

1183 彼の生活は、大変だった。 彼は精神を病みながらも、努力を続け、多忙な生活を送り続けた。しかしそれは彼の望みだった。なぜなら彼は、「体を壊すほどの努力をする悲壮な人間」という肩書きを欲していたから。 彼は音楽における無能ぶりと劣等感から、…

1180 革命成功を祝うお祭り騒ぎは落ち着いてきた。 しかし死んだと思っていた絶対君主である「彼」は、記憶の中にかろうじて生きていて、時々顔をのぞかせる。彼は、お供の不安や嫉妬をつれて、例の言葉を私にささやきかけ、暗澹とした世界に引き込もうとす…

1167 重要な報せがある。昨日までの本ブログの執筆者は殺された! 「彼」は正義と謙虚と平等と努力を重んじて生きてきた。しかし、正義は悪人への醜い嫉妬、謙虚は自己否定による恐怖、平等は実体と乖離した道徳、努力は比較による劣等感へと変質し、それら…

1163 彼がピアノを毎日弾くようになって、ちょうど一年が経過した。この一年で積み重ねた練習時間は1163時間前後ということになった。一日平均、3時間強をピアノに費やしたことになる。 しかし困ったことにこの人間は、忍耐強くピアノの練習を続ける気概も、…

1161 僕は相談を持ちかけられたよ。でも僕は無機質で受動的で臆病な人間だったから、言いたいことも言えなくて、力になれなかったよ。情けなくて辛かったよ。そのあとすぐに別の人が相談を持ちかけられてたよ。別の人はいっぱい力になっていて、いっぱい話を…

1157 ポジティブであり、楽しく生きることは至上目的だろうか。 若者にひしめく「肯定せよ」の輪唱は、人間賛美の歌か?それとも、厭世・虚無・恐怖の誘惑から逃れるための自己暗示か? では逆に、人間らしく(欲を飼い慣らして)生きることとはおよそ相反す…

1152 同じ轍を踏まないようにするには、どうすればいいのか。 まずは原因について粘り強く考え、究明することだ。そして自己の感情や身体の変化を注意深く感じ取り、心の平穏を脅かす悪天候の予兆を察知することだ。さらに、一つでも多くの解決手段・方法を…

1147 嫉妬 後悔 劣等感 恐怖心 彼らは悪魔だ。復讐に飢え、私の心を惑わす悪魔だ。 しかし彼らも、その昔は悪魔ではなかった。純粋な子どもであった。その彼らを悪魔に育て上げたのは、かの潔癖で厳格な教育者、倫理だ。倫理は彼らを汚らわしいもの、忌むべ…